個性あふれるREIスタッフの日常こぼれ話。アトリエのこと、大好きなレースのこと、趣味のこと。
不定期更新のちょこっと読みものコーナーです。


妖精の映画

 

REIのスタッフが気の向くままに日々のことや趣味など発信していくみちくさdiary。

 

あべさんに続きましてスタッフののっさんです。

こんにちは。

みんな名前どうしようか?と今日真剣に会議した結果、あだ名でいってみよう!ということになりました。

いまさん、むーさん、とあだ名のスタッフが増えていくかと思います。お楽しみに笑

 

 

 

 

趣味のおはなし、ということで、私が学生の頃から愛してやまない「フェアリーテイル」という映画の紹介をしたいと思います。

 

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1917年に実際にあった”コティングリー妖精事件”をもとに作られた映画です。

映像が本当に綺麗で、この時代ならではのお洋服やお屋敷の装飾の美しさ、見所もたくさん。女の子たちもとっても可愛い。

 

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イギリスのコティングリーという小さな村で、フランシスとエルシーという二人の女の子が父親のカメラを借りて撮った写真に妖精が写っていた、という事件。

 

その写真が母親の手から巡り巡ってシャーロック・ホームズの生みの親であるコナン・ドイルの手に渡り、世に出たことで当時スピリチュアルブームが起きていたイギリス中を大論争の渦に巻き込みました。

 

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映画は実際の事件にいくつかフィクションを取り混ぜつつ、とても優しい目線で物語を作り上げていて、ほっこりと心あたたまります。

 

 

 

 

妖精といえば、小さくて背中に羽が生えていてふわふわ空を飛ぶ、 ティンカー・ベルのような姿が一般的だと思います。

児童文学の傑作「ピーターとウェンディ」をディズニーがアニメにしたことで、世界中にそんな可愛らしいイメージが定着しました。

ジェームズ・バリの描いたティンカー・ベルは、シェイクスピアの「真夏の夜の夢」で描かれた妖精のイメージがもとになっています。

 

シェイクスピアが描いた妖精は後世いろんな作家や画家に影響を与えていて、それがいま誰もがイメージする幸せの象徴のような妖精の姿につながっていますが、もとを辿っていくと、いろんなイメージにはイメージのもとになった何かが必ずあって、とても楽しい。

妖精を「小さい」「美しい」と描いたのはシェイクスピアですが、その背中に初めて虫の羽を描いたのは18世紀のトマス・ストザードという挿絵画家です。

ひとりの挿絵画家が思いつきで描いた羽のはえた妖精というイメージが広まって、今につながっているんですね。

 

「フェアリーテイル」は20年以上前の作品ですが、小さくて可愛らしくてふわふわ空を飛ぶ、誰もがイメージする理想的な妖精像をこれ以上なく美しく映像化した作品です。

 

シェイクスピアの時代よりもさらに前、太古の時代の妖精は実はとっても怖かったらしいのですが、そういうイメージの映画もあったりするので、またぜひ次の機会に。