先日、とっても不思議な公園に遊びに行ってきました。
その名も哲学堂公園。
中野駅からバスで10分くらいのところにある緑豊かな広い公園です。
こちらは哲理門。通称妖怪門と言って、中を覗くと右に天狗、左に幽霊の像が設置されています。
天狗を物質界、幽霊を精神界の象徴としているそうで、残念ながら文化財保護のため現在はレプリカが飾られていて本物は見られませんでした。
幽霊像。
レプリカでも充分怖い…かと思いきや。
なんだろう…
もうちょっと頑張ってと言いたくなるクオリティ。
100年以上の長い歴史を持つこの公園、作ったのは井上圓了という東洋大学を創立した哲学者です。
別名妖怪博士とも言われていて、妖怪や幽霊の研究なんかもしていたそうな。
この哲学堂公園は井上圓了が考える人=哲人を養成するための修行道場として全財産を投じて作ったそうで、国の指定名勝にもなっています。
こちらは六賢臺(ろくけんだい)という建物。
聖徳太子、菅原道真、中国の荘子、朱子、インドの龍樹、迦毘羅仙を東洋の六賢人として奉ってあります。
こちらは釈迦、孔子、カント、ソクラテスを奉る四聖堂。
幽霊の出る梅の木をわざわざ移植したという幽霊梅の跡地。
哲学なんてムーミンくらいしか知らない私には端から端までさっぱり意味不明な世界。
難解すぎる説明文。こんな感じの名前がつけられたスポットが七十七箇所もあります。カオスです。
全体がちょっとした小山のような感じで、全部見て回るにはなかなかの体力が必要です。
池の真ん中には鬼燈(きとう)という鬼の像。
この像を探して20分くらいウロウロした気がします。
帰りに管理室みたいなところに立ち寄ると、めちゃくちゃわかりやすい園内マップ。
先に見ておけばよかった…
こういう世界観重視の場所に急に出てくる地元っぽさ、大好きです。ほっこり。
のっさん