先日、秋葉原駅と岩本町駅の間で迷子になってうろうろと彷徨っていたら、なんだか不思議な神社に出会いました。
鳥居に巻き付く鉄柵と有刺鉄線。
まるで中に猛獣でもいるかのような厳重さです。
だいぶ歴史を感じさせる佇まい。
神社は普通上にのぼって参拝するものですが、こちらは珍しくも階段を下った先に本殿が。
調べてみると、下って参拝する神社を「下り宮」というらしく、日本に数カ所しか存在しないそう。
神様のいる場所を見下ろす作りって結構違和感がありますが、なぜ下り宮が存在するのかは諸説あるよう。不思議ですね。
後々調べると、柳森神社という名前の由緒正しい神社らしく、こじんまりとした境内には境内社として幸神社、福寿神(徳川桂昌院殿)、金比羅神社、水神厳島大明神・江島大明神、秋葉大神、明徳稲荷神社、富士浅間神社という7つの神社が鎮座しているようです。
「おたぬき様」が有名だというのも後で知りました。
稲荷神社もあったので、お狐さまとおたぬき様が共存している不思議空間。
とても珍しい緑色の花が咲くの桜の木。
古びた街並みににぽっかりと、異空間のような佇まい。
迷子になったおかげで出会えた不思議な神社でした。
のっさん