あべです。
夢のインドの続きです。
デリーで宮さんと落ち合い、バラナシ行きの便へ乗るため空港へと向かいます。
空港からテンション高めで、宮さんにインドのあれこれを教わりながら空港のフードコートで朝食にドーサを食べました。
ワクワクで飛行機に搭乗すると、なんと濃霧で離陸できず2時間飛行機に缶詰。夢というのはそう簡単にはいかないのですね。
そしていよいよ離陸です。
バラナシの空港へ着くと、物凄い人が、タクシー!?と近寄ってきます。でも、さすがです。
インド歴の長い宮さんは、
もう予約してるから!
みたいな英語で押し寄せて来る客引き達を黙らせます😅
まずはタクシーでホテルへ移動し荷物を預けます。その後オートリクシャーに乗って、いよいよガンジス河へ向かいました。ワクワクが止まりません。
常にクラクションが鳴り響き、道を歩けば、
こんにちは〜♪どこ行きますか〜?リクシャー?
と、インド人が流暢な日本語で話しかけてきます。流石世界の観光地です。でも私はそんな時間も、本で読んだ光景✨と感動すら覚えます。
ガンジス河の手前のマーケットでリクシャーを降りると、道には気持ちよさそうに牛が休憩していました。まるで何十年も前からそこに居座っているかの様に我が物顔で道のど真ん中を占領している姿、さすがインドの神様です。
野良犬も沢山いました。街並みはいつか行ったネパールとどことなく似ています。
マーケットでココナッツジュースを買いガンジス河の入口を目指します。
着きました。夢に見たガンジス河。22年越しの夢が一つ叶った瞬間です。
ガンジス河は、想像より壮大で穏やかでした。渡印した時が一月の乾季だったからかもしれません。
河の辺りには石造りの急な階段が何段もあり、川縁には先の尖ったボートが何隻も停泊しています。薄らと霧がかかりなんとも幻想的な風景です。
いつかの日、兄に見せてもらった写真に憧れて待ち望んでいたこの景色。
この感動は一生忘れません。
そして朝空港でドーサを食べたっきり何も食べていなかったのでお腹が空きました。川沿いに、古い出立の素敵なホテルがあったのでそこでランチをすることにしました。
中に入ると、壁も天井もインテリアのソファーやテーブル、全てが俄然素敵です。インドマジックにかかったのでしょうか。兎に角全てが味わい深く素敵に見えるのです。
インド滞在中に食べた唯一の豪華なレストランです。
そして、そのホテルから眺めるガンジス河はとても美しく堂々としていました。
食事を終えた私たちは、ただひたすらぼーっと川沿いを歩き続けました。
歩いている途中で、なんと沢木耕太郎の深夜特急という本に出て来るKUMIKO HOUSEがありました!すごい!見ること一つ一つに感動です。
しっかりと思い出の写真を収め、更にぶらぶらとあてもなく歩きます。
沢山の可愛い犬にも遭遇しました。あちこちでお昼寝をしています。
何時間だったのでしょうか。気がつくと空は薄暗くなり川沿いにはどんどん人が増えてきました。
つづく